は3ヤードよりの延長戦となるため、2ポイントは狙わずKICKを選択するが、残念ながらこのキックを痛恨のミス。その後、最後の望みをかけてオンサイドを試みるが狭山ヶ丘高校にリカバーされ万事休すとなった。
スタッツから見えることは、これだけ距離を獲得し、ファーストダウンの数も倍以上稼いでいる。時間の計測はしていないが、多分オフェンスのボールコントロールはそれなりに機能していただろう。しかし、それは現3年生の廣澤選手の個人技によるものが多く、オフェンス全体が良かったわけではない。また、一方では明らかに近年ディフェンスが作れていない。マンパワーで負けてしまう選手層だけに、如何にシステマチックプレーを予測してディフェンスするかはスタッフの戦略にも関わってくる。昨秋ぐらいから、圧倒的にパスディフェンスに無能ぶりを発揮してしまっており、投げられると目をつぶらざるを得ない状況が改善されていない。こうしたことは選手だけの問題というより、むしろコーチングスタッフの問題としてとらえ、来春に向けて改善して行きたい。
勝利してシード権を確保することと、また一から出直す事ではどれだけ来春に向けて環境が変わるかということを我々は痛いほど知っている。後は、この敗戦をどう選手がとらえるかがこれからの課題だと思う。決してあきらめることなく来春に向けて再スタートしていきたい。そして、最後に3年生の秋季シーズンまで練習に参加し、チームの状況を自覚、隠れたリーダーシップを発揮した、#21廣澤選手に心から感謝したい。試合終了後、彼が流した涙を無駄にしないためにも、来シーズンBEARSのプライドを見せていきたい。
《コメント》
2011年度秋季大会の開幕戦を狭山ヶ丘高校と対戦した。例年の事であるが、BEARSは新旧交代の時期であり、1〜2年生14名に加え唯一、春以降練習に参加しているRBの廣澤選手、10月に進路が決まったOLの藤井選手、そして当日急遽参加してくれた高3生の3名を含め総勢19名で対戦した。新チームは今春終了後、すぐに来春を目標に現中等部3年生も含め練習をしてきたが、ラインの軽量化やフットボール知識、ルール等の理解という点では戦力ダウンは否めず、まずは基礎体力の向上とファンダメンタルを身につけることを重点に取り組んできた。ブロッキングやタックリングがままならないまま合宿に入り、秋季シーズンのために急ピッチでチーム作りをしてきたが、結果的には残念ながら1点差で敗退してしまった。しかし、我々のこうしたチーム作りは今始まった訳ではなく、秋は進学に向けて3年生が引退するため、1〜2年生に負担がかかることは周知の事実であり、そのような環境化でどれだけ現役選手に自覚が生まれるかが毎年の課題である。試合は前半で一気に2本とられ苦しい展開になった。ただ、気候的に何とか過ごしやすい天気であったため、一縷の望みを託し後半に入ったが、3年生RB廣澤選手がその期待に応えてくれて4Qラスト2分前あたりに2本目のTDを決め、この時点で13−14になる。地区ローカルルールによりTBS
得点経過
Q |
TEAM |
PLAY(NAME)yd PLAY種類 |
PAT |
1 |
狭山ヶ丘高 |
#3 :( 27yd) PASS |
KICK G |
2 |
狭山ヶ丘高 |
#17 :( 33yd) PASS |
KICK G |
3 |
BEARS |
#10長谷川:( 5yd) RUN |
KICK G |
4 |
BEARS |
#21廣澤:( 15yd) RUN |
KICK NG |
詳しい記録はここをクリック
秋季大会二回戦 対 狭山ヶ丘高校
2011年9月25日(日) 立教新座高校 G
PM10:00 KICK OFF 天気:晴れ (10分正式計時)
Team |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
total |
|
0 |
0 |
7 |
6 |
13 |
狭山ヶ丘高等学校 |
7 |
7 |
0 |
0 |
14 |
秋季シーズン前のキッキングを含めた練習試合はこの一戦だけであり、準備不足は否めない状況の中での練習試合だった。選手一人ひとりのファンダメンタルについても、おおむね身に付いた程度であり、臨機応変にクリエイティブで気迫のこもったプレーというのは期待できない状況だったが、松陽高校も同様に1〜2年生だけのチームであったことから、結果的に点数が相手チームより上回っただけであり、収穫を見出すのに難しい試合だった。但し、防具を付けて新チームに移行されたのが6月中旬。『ファンダメンタルを身につけよう!』を合い言葉に7月中旬を第一クールとし、8月中旬をアメリカンフットボールらしい試合展開に持ち込むこととし第2クールが終了。その総まとめ的な練習試合であった点を考えると、初心者がほとんどのチームで良くできたといってもいいだろう。しかし、残念ながら戦闘態勢を前
夏季オープン戦 対 神奈川県立松陽高校
2011年8月25日(木) 松陽高校 G
AM11:30 KICK OFF 天気:雨後曇り (10分正式計時)
Team |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
total |
|
0 |
14 |
8 |
6 |
26 |
松陽高等学校 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
面に出さなければならないタックリングについては、目を覆う場面が多く、本当にビギナーという印象から脱出することは出来なかった。シーズン開幕にはまだ時間があることが唯一明るい話題である。本校は、2期制のため夏休み明けから即期末試験に入る。またここでしばらく部活動が停止期間となり、9月7日(水)より再始動となる。文末は毎回この言葉だが、最後の最後まで時間を無駄にすることなく、来春に繋がるゲームが出来るように取り組んで行きたい。
NO. |
U/N |
氏 名 |
年 |
Pos |
出身中学校 |
1 |
10 |
長谷川 裕士 |
2年 |
QB/DB |
江戸川学園取手中学校 |
2 |
21 |
廣澤 達也 |
3年 |
RB/LB |
江戸川学園取手中学校 |
3 |
24 |
堀口 裕平 |
2年 |
WR/DB |
江戸川学園取手中学校 |
4 |
32 |
大槻 竜平 |
2年 |
WB/DB |
江戸川学園取手中学校 |
5 |
36 |
田中 誉樹 |
2年 |
WR/DB |
江戸川学園取手中学校 |
6 |
50 |
森 健太 |
2年 |
OL/DB |
江戸川学園取手中学校 |
7 |
66 |
照井 光樹 |
2年 |
OL/DL |
江戸川学園取手中学校 |
8 |
70 |
信定 征樹 |
2年 |
OL/DL |
江戸川学園取手中学校 |
9 |
63 |
山本 昴亮 |
2年 |
RB/LB |
江戸川学園取手中学校 |
10 |
6 |
武部 聖斗 |
1年 |
QB/DB |
江戸川学園取手中学校 |
11 |
60 |
清水 岳彦 |
1年 |
OL/DL |
江戸川学園取手中学校 |
12 |
58 |
小林 鐘 |
1年 |
OL/DL |
江戸川学園取手中学校 |
13 |
27 |
岩渕 陸大 |
1年 |
WR/DB |
船橋市立法田中学校 |
14 |
23 |
廣瀬 誠二 |
1年 |
RB/LB |
松戸市立小金北中学校 |
15 |
76 |
須藤 達也 |
1年 |
OL/DL |
柏市立中原中学校 |
2011年度秋季大会展望
このホームページのアップが遅くなってしまった。すでに9月に入り2週目より秋季シーズンの開幕となる。今年も(もう、こうした書き出しは何度も・・・。)春の段階で3年生が全員引退し、全く新しいといっても過言ではない新チームで秋季大会に臨むことになる。
すでに組み合わせは左図の通りとなり、我々BEARSは春季3位のアドバンテージを受けて9月25日(日)に狭山ヶ丘高校と浦和学院高校の勝者と対戦することになった。
しかし、相変わらず夏を乗り越えた本番のシーズンであるにも関わらず、チーム事情は寂しいばかりで、3年生が抜けたチームはあまりにも貧弱でまだ戦える集団にはなっていない。シーズン前のオープン戦は合宿で早稲田実業、明治学院の胸を借り、8月25日(木)に神奈川県立松陽高校を1試合経験しただけの、本当にビギナー軍団である。秋のシーズンを勝ち抜くには本当に難しい状況であるが、11年〜12年春の目標を「SECOND EFFORT」として、少しでも気力を充実させ、精神的チーム力の充実に力を置いて取り組んでいる。主将であるQB長谷川選手・副将C照井選手・RB大槻選手は、この目標を理解し今春にないチームカラーを作ろうと必死である。選手、保護者、そしてスタッフが一体となり来春に繋がる試合がどの程度出来るのか。課題は山積みではあるが、彼らの意欲や情熱に期待し、一つ勝つ事を目標に9月25日(日)を迎えたい。